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保管場所標章の再発行の申請をする4つのケース

 

「自動車に貼り付けている保管場所標章(ステッカーシール)をなくしたり、損傷したり、保管場所標章の識別が困難となった場合」や「自動車への貼り付けが不完全になった場合」、「保管場所標章が貼り付けられている後面ガラスや左側面が取り除かれた場合」は、自動車の保管場所の位置を管轄する警察署に再発行の申請を行うことができます。(正式には再交付申請と呼んでいます。)

車庫法の第6条3項では、再交付を求めることが「できる」と規定されており、条文上は再交付申請をすることは義務ではないとも考えられます。

自動車の保有者は、前項前段の保管場所標章が滅失し、損傷し、又はその識別が困難となつた場合その他国家公安委員会規則で定める場合には、当該自動車の保管場所の位置を管轄する警察署長に、その再交付を求めることができる。

自動車の保管場所の確保等に関する法律  第6条3項

しかし、検問や取締り、交通安全運動期間の際、「なんで貼ってないの?」と警察官に指摘される可能性もあります。

個人的には保管場所標章の再交付申請を行い、再度自動車に表示をすることをオススメします。

青森県警察の車庫証明サイトにおいても、「保管場所標章の交付を受けた方で、保管場所標章を滅失し、損傷し、または標章が識別困難となった場合は、保管場所標章の再交付を受けて下さい。」と掲載されています。

下が保管場所標章シールのイメージ画像です。

保管場所標章

参考:保管場所標章の表示義務と貼る場所や位置について解説した記事

 

今回は、保管場所標章の再交付を申請できる4つのケースについてお話致します。

 

保管場所標章を滅失、損傷したケース

保管場所標章を自動車から剥がしてしまい、紛失した、やぶってしまったなどが該当します。

通常のカーライフにおいて、発生する状況はあまりないと個人的には思います。

小さなお子様が、間違って剥がしてしまい見当たらないという状況や何かの節に剥がしてしまったなどでしょうか。

 

保管場所標章の識別が困難となるケース

保管場所標章 貼り付け 不完全 手続き

これは意外に発生するケースではないでしょうか。

保管場所標章を自動車の後面ガラスや側面に外ばりしていると、風雨や雪にさらされ、標章や貼り付けシール(保護シール)が劣化してしまうような場合が挙げられます。

そして劣化に伴い、保管場所標章に記載されている「○○警察署長」欄や「保管場所標章番号」欄が分かりにくくなってしまうケースです。

 

後面ガラスや車体の左側面部分が取り除かれたケース

飛び石が当たるなどして保管場所標章を貼りつけた後面ガラスや側面を交換するようなケースです。

あとは自動車の改造に伴い、後面ガラスをはずしたり交換する場合も該当します。

 

貼り付けが不完全になったケース

保管場所標章をはがしてしまい、もう一度貼り付けようとしたが上手く貼ることができない、また貼ってもすぐとれてしまうようなケースです。

雪や風雨にさらされ、標章の貼り付けが不完全になる場合もあります。

なお保管場所標章の裏には注意事項として、はがせば再度貼り付けることができない構造になっているという記載があります。

 

再交付手数料と申請先

青森県では、保管場所標章の再交付手数料は550円となっています。

手数料は、各都道府県により若干異なります。

大体500円から550円の間のところが多いです。

再交付を申請する都道府県警察ホームページや各都道県の警察署窓口でご確認下さい。

なお申請先は、保管場所の位置を管轄する警察署となっています。(車庫証明の申請を行った窓口です。)

再交付申請書は、各都道府県の警察署交通課窓口や都道府県警察のホームページからダウンロードして入手することができます。

当サイトからも青森県様式をダウンロードすることができます。

関連記事:車庫証明申請の際に警察署へ支払う費用

 

再交付の申請をする際は、自動車保管場所標章番号通知書をご確認下さい。

自動車保管場所標章番号通知書は、車検証入れや車のダッシュボードに保管しているケースが多いはずです。

自動車保管場所標章番号通知書とは、自動車入手の際に車庫証明申請をした後、交付日に受け取る書類のひとつです。

この自動車保管場所標章番号通知書を確認すると、保管場所標章再交付申請書の記入がスムーズにできます。

再交付申請書に記入する事項が、自動車保管場所標章番号通知書にほぼ記載されていますのでご確認下さい。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

この記事が何かのお役に立てれば幸いです。

 

関連記事:住所変更や名義変更に伴い、保管場所標章を再度自動車へ貼り付ける方へ

 

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